マロンカフェ 〜のんびり読書〜

ミステリや絵本など読んだ本の感想(書評もどき?)や読書日記、新刊情報や文学賞など本の情報の他にスタバなどカフェや育児、猫写真日記も♪
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上橋菜穂子 獣の奏者4 完結編

評価:
上橋 菜穂子
講談社
¥ 1,680
(2009-08-11)

王獣たちを武器に変えるために、ひたすら訓練をくり返すエリン。―けっしてすまいと思っていたすべてを、エリンは自らの意志で行っていく。はるか東方の隊 商都市群の領有権をめぐって、激化していくラーザとの戦の中で、王獣たちを解き放ち、夫と息子と穏やかに暮らしたいと願う、エリンの思いは叶うのか。王獣 が天に舞い、闘蛇が地をおおい、“災い”が、ついにその正体を現すとき、物語は大いなる結末を迎える。(「BOOK」データベースより)

ファンタジーって思春期の少年少女が主人公というイメージでしたが、本シリーズの3&4巻ではエリンは、30代になり、子を持つ母となり夫や子を想う気持ちというものが、この物語の深みをより増しているように思いました。

子どもジェシの意志を尊重したい気持ちと自分と同じ道をたどり、様々なしがらみや重荷を背負って欲しくない気持ちと、今の選択が最良のものであって欲しい気持ちで読み進めますが、王獣と闘蛇が大地と空を埋めつくす時に何がいったい起こるのか?この巻のラストで明かされるであろう不吉な謎を抱えながらの読書で、ドキドキしながらページをめくる手が止まりませんでした。

読み進むにつれて一枚ずつ薄い謎のヴェールがはがされていき、王獣と闘蛇軍がぶつかった時、何が起こるのか?目次のタイトルを見るからして、凄い事が起こるのだろうなと予測していたのですが、あまりにも容赦のない描写で圧倒されて言葉を失くしてしまいました。

本書は知るということの大事さ、そして、ただ知識を蓄えるだけではなく、考える事の大事さを伝えていると思います。人は群れて生きる獣で戦いもせずにはいられない業の深い生き物だけど、知識を秘匿してしまうのではなく、広く伝え考えることで生をつなげていくのでしょうね。

そして、あとがきを読んで、著者は本書を書くにあたって医療や遺伝、養蜂、そして、哲学から音響工学まで本当に幅広く専門家達からの助言・教えを受けていたことを知りました。それを元にこの物語が出来上がっていたのですね。
読めば読むほどに獣の生態や食事の様式、食材の特徴、国の在り方など細かい所まで設定が矛盾なく行き届いており、しっかりと構築された世界観の素晴らしさに目を瞠るばかり。しかも、そういう世界観を読者に伝えるのに説明くさくなっていないから、気が散ることなくどんどん物語に引き込まれてしまうんですよね。

それにしても惜しむらくは、やはり地図がないことでしょうか。地理好き・地図好きの私からすると、様々な国が登場するわけですし、位置関係や土地の特徴をつかむためにも冒頭にこの世界の地図があって欲しかったな〜と思ってしまいます。

作者の覚悟や力を見せつけられたようなラストで圧倒されてしまいましたが、読んで良かったと心の底から思えるスケールの大きな物語でした。

★★★★(10点)

本シリーズは、当ブログの「2010年海外作品編&国内文庫編ベスト5」にも登場

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第12回 本格ミステリ大賞

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第12回本格ミステリ大賞が5/12に決まったそうです。

<小説部門>

『虚構推理 鋼人七瀬』 城平 京 (講談社)
『開かせていただき光栄です』 皆川博子 (早川書房)



<評論・研究部門>

『探偵小説と叙述トリック』 笠井 潔 (東京創元社)




おめでとうございます!
小説部門の2作品は19票と同数で2作受賞。
『開かせていただき光栄です』は、読みたいと思いつつも未だ手が出せず。城平作品も気にはなっていたんですよね。読んでみようかな?

候補作は(タイトル50音順)

<小説部門>
『虚構推理 鋼人七瀬』 城平 京 (講談社)
『キングを探せ』 法月綸太郎 (講談社)
『夏の王国で目覚めない』 彩坂美月 (早川書房)
『開かせていただき光栄です』 皆川博子 (早川書房)
『メルカトルかく語りき』 麻耶雄嵩 (講談社)




<評論・研究部門>
『少年少女 昭和ミステリ美術館』 森英俊・野村宏平 (平凡社)
『探偵小説と叙述トリック』 笠井 潔 (東京創元社)
『謎解き名作ミステリ講座』 佳多山大地 (講談社)
『ミステリで読む現代日本』 野崎六助 (青弓社)
『乱歩彷徨』 紀田順一郎 (春風社)



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http://honkaku.com/index.html

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本 文学賞いろいろ | comments(0) | trackbacks(0)

辻村深月 ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

“30歳”という岐路の年齢に立つ、かつて幼馴染だった二人の女性。都会でフリーライターとして活躍しながら幸せな結婚生活をも手に入れたみずほと、地元企業で契約社員として勤め、両親と暮らす未婚のOLチエミ。少しずつ隔たってきた互いの人生が、重なることはもうないと思っていた。あの“殺人事件”が起こるまでは…。辻村深月が29歳の“いま”だからこそ描く、感動の長編書き下ろし作品。(「BOOK」データベースより)

第142回直木賞ノミネート作品。辻村作品を読むのはこれで4作目になります。辻村作品にはまって熱烈なファンである人が周りに多いのですが、私はどうもイマイチはまり込めなくて、次こそは自分にも良さが分かるかもしれないという期待を抱きながら読み続けている作家さんです。

角田光代『八日目の蝉』や桜庭一樹『ファミリーポートレイト』(リンク先は当ブログの感想)とはまた違った母と娘の関係が本書では描かれており、母の呪縛から逃れられない娘を描いています。
私にとって本書はとてもヘビーで、なかなか読み進まなかった本でした。読み応えがあって良かったと思うし、巧さも感じるし、こういう重たさは嫌いではないです。でも、好みかどうかと問われると、好みじゃなかったんですよね・・・

初期辻村作品の思春期の痛々しさとは違い、本書はアラサー女子と年齢がぐっと高くなったものの、こちらも痛さと苦さがつきまといます。女子校のノリじゃないけれど、女同士のつきあい方の難しさなどがこれでもか!というくらい描かれています。私はやっぱり辻村さんの描く痛さや苦さがちょっと苦手なのかもしれません。リアル過ぎるのかしら?私自身が女子同士のつるみ方や計算する所がかなり苦手だから、余計にそう感じてしまったのかもしれませんが。でも、女子のいやな面を徹底的に書いているからなのか、最初感じていた嫌悪感は次第に無くなって、いっそ清々しくなってくるから不思議です。そして、次第に惹きこまれていきました。

今まで辻村作品にそこまではまれていなかったのは、思春期の学生達が主人公で、その頃の気持ちや思いを忘れつつある私にはピンと来なかったからなのかな?本作はアラサー世代の女子達の悩みや心情を描いた小説で、世代的にも分かる分かる!と共感する事の多い読書でした。

少し引用しますと
「私たちは大人ではなく、かといって子供では許されないのに、まだどうしようもなく生身で未熟なのだ。」
とか
「過ぎさったことは何でも最近惜しく感じるようになった。戻りたいとは絶対に思わないが。」
などに、そうだよね〜と思ったものです。ここで初めて辻村作品にはまるという気持ちが分かったような気がします。20代後半の色々と焦る気持ち。30歳までに何か結果を残さなきゃ!という気持ち。特に結婚願望も子どもを持ちたいという気持ちも強くなかった私ですら焦りがあったから、作中の女の子達の気持ちはよく分かります。でも、30歳になってしまったら憑き物が落ちたように、今までの焦りはなんだったんだと思ってしまったのですが。(苦笑)

とまぁストーリーの大筋よりも私はアラサー女子の心理描写や母と娘の関係に強く興味が惹かれました。本作はミステリー仕立てですが、ストーリー展開で読ませるというよりは、各自の心理描写の積み重ねを読ませる小説かなと思います。終盤までは読ませるのに、私はラストでトーンダウンしてしまったかなぁ・・・確かに不思議なタイトルの意味が分かった時は、なるほど!とスッキリもするんですけども。

本作は女子が、学歴や顔立ちなど様々な要素でランク付けして階級に分けるように、その人の生き方や考え方で読み手が色々と分類され、様々な階級に振り分けられて、どの立場にいてもなんだか居心地が悪くなってしまうような作品という気がします。

そして、前々から辻村作品を読んで気になっていた事なのですが、作者自身が自分は高学歴なんだ、人とは違うんだ、でもコンプレックスもあって・・・と思っている様子が小説を通して透けて見えてくるのが、なんだか痛いなぁと感じてしまうのです。作者が進学校の呪縛から解き放たれた作品を読みたいなと思ってしまいました。

★★★★(8点)

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ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (講談社文庫)ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (講談社文庫)
(2012/04/13)
辻村 深月
780円
商品詳細を見る


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第二十五回 三島由紀夫賞&山本周五郎賞

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三島賞&山本賞の候補作が決まりました。

◯三島由紀夫賞候補作

私のいない高校         青木淳悟         講談社 2011年6月刊    
一一一一一(いちいちいちいちいち)         福永信         河出書房新社 2011年11月刊    
イサの氾濫         木村友祐         「すばる」 2011年12月号    
ある一日         いしいしんじ         新潮社 2012年2月刊    
タダイマトビラ         村田沙耶香         新潮社 2012年3月刊    
わたしがいなかった街で         柴崎友香         「新潮」 2012年4月号

私のいない高校一一一一一(イチイチイチイチイチ)すばる 2011年 12月号 [雑誌]ある一日タダイマトビラ新潮 2012年 04月号 [雑誌]

◯山本周五郎賞候補作

オーダーメイド殺人クラブ         辻村深月         集英社 2011年5月刊    
金色の獣、彼方に向かう         恒川光太郎         双葉社 2011年11月刊    
検事の本懐         柚月裕子         宝島社 2011年11月刊    
楽園のカンヴァス         原田マハ         新潮社 2012年1月刊

オーダーメイド殺人クラブ金色の獣、彼方に向かう検事の本懐楽園のカンヴァス

この中で読んでいるのは、辻村深月『オーダーメイド殺人クラブ』のみ。感想はまだアップしていないのですが。^^;
そして、『楽園のカンヴァス』は、現在読書中であります。全くノーマークだったのだけど『検事の本懐』も面白いらしいですね。読みたくなってきました。(*^-^*)

今年の三島賞候補作は、本当に凄いと話題になっていますね。未読の作品ばかりですが、そんな私ですら、これはいいよ〜という評判を聞いたことある作品ばかりがズラズラと並んでいる感じです。
いしいしんじさんの『ある一日』は読みたいなとチェックしていたところでのノミネートだったのでビックリでした。木村友祐さんって『海猫ツリーハウス』の作者なのね、 メモメモ。

5/15が選考会。今年もニコ生で中継するのかしら?

新潮社の公式ページ
http://www.shinchosha.co.jp/prizes/mishimasho/
http://www.shinchosha.co.jp/prizes/yamamotosho/


受賞作が決定したら、この記事に結果を追記する予定です。

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猫とちびちゃんのいる暮らし

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ある日の朝の風景。仲良しな2人(1歳2ヶ月の娘とさび猫さん)窓からベランダを眺めている様子で、視線の先には猫草。(笑)

仲良しな2人Part1

さび猫「猫草食べたいにゃ〜」
ちびマロン「あれ美味しいの?
さび猫「とても美味しいにゃ〜」

仲良しな2人Part2

さび猫「あれは何だにゃ?」
ちびマロン「ん?どれどれ〜?」

と親は勝手にアフレコしてみました。(笑)でもこんな感じだったんですよ。一緒に同じ方向見ててね〜ふふ。
親バカ&猫バカな母ですが、なんだかいい写真だと思うのです。2人の仲の良さが伝わってくる写真で。(*´ω`*)ゞ

猫の英才教育!?のおかげか猫大好きに育ちまして、激しい猫の運動会中もビビることなくマイペースで遊んでいる娘。頼もしい〜(笑)

猫のご飯をあげようとカリカリケースを抱えて猫のお食事会場へ行くと、4匹の最後尾に本人最高速度のハイハイでやってくるのがまた面白いのですが、なかなか歩き出さないし4匹の猫を兄弟姉妹のように感じているようで、自分のことを猫と思っている節があるような・・・?と思っていたら、やっと2週間前に3歩歩きまして、今ではヨチヨチと20歩ほど歩けるようになり、猫じゃなくて良かった〜と母は安心しているところです。(笑)

夏頃にはお散歩デートが出来るようになってたらいいな〜(*´∇`*)

追記には、ちびちゃんの衝撃写真を。

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育児日記 | comments(4) | trackbacks(0)

フェルディナント・フォン・シーラッハ 犯罪 酒寄進一 訳

評価:
フェルディナント・フォン・シーラッハ
東京創元社
¥ 1,890
(2011-06-11)

一生愛しつづけると誓った妻を殺めた老医師。兄を救うため法廷中を騙そうとする犯罪者一家の息子。羊の目を恐れ、眼球をくり抜き続ける伯爵家の御曹司。彫像『棘を抜く少年』の棘に取り憑かれた博物館警備員。エチオピアの寒村を豊かにした、心やさしき銀行強盗。―魔に魅入られ、世界の不条理に翻弄される犯罪者たち。高名な刑事事件弁護士である著者が現実の事件に材を得て、異様な罪を犯した人間たちの哀しさ、愛おしさを鮮やかに描きあげた珠玉の連作短篇集。ドイツでの発行部数四十五万部、世界三十二か国で翻訳、クライスト賞はじめ、数々の文学賞を受賞した圧巻の傑作。(「BOOK」データベースより)

昨年読んだ本で感想が今頃のアップになりました。本屋大賞翻訳部門1位、このミス2位、Twitter文学賞3位作品。

素晴らしい小説でした。読み始めて驚くのは、やはり文体でしょうか。調書を読んでいるような淡々とした文体で、そのせいかより胸に迫るものがあるように感じました。そして、徐々にこの文体がたまらなくクセになって、味わい深く感じられるようになっていくから不思議です。

年末の各種ミステリランキングで上位にランクインされていますが、ミステリ面のみを期待して読むと、あれ?と思われる方もいるかも。ミステリではあるのだけど文学っぽい雰囲気もまとっているので。大変読みやすいのですが。

実際にあった事件に材を得た小説とのこと。そこに手を加えてフィクションにする事で、より深く愛しさや悲しさなど味わい深さが増しているように感じられてくる所が巧さなのでしょう。(ワイドショー的な下世話な興味で読ませているのではない点で)でも、ドイツの人が読むと、これはあの事件だと気づいてしまうのかしら?

「事実は小説より奇なり」という言葉がありますが、読みながら何度もこの言葉を思い出しました。どこまでが事実で、どこからが味付けなのか分からないのだけど、フィクションではない妙な生々しさを感じたり突飛な所があったりで、こう感じる部分が実際に起こった事なのかな。最初はどれが実際に起きた事なのだろう?とそれを気にかけてしまう事が多かったのだけど、次第にそんな事を考える余裕もないくらいに引き込まれ読むことに没頭してしまった本でした。

そして、日本や英米とも違うドイツ独特の法システムの事や弁護人としてのプライドや出来る事、法廷戦略なども書かれていて、こういった所も読みごたえがありました。

ラストの「エチオピアの男」が最後を締めくくるにふさわしい素晴らしい短編。これだけで1つの長編が書けてしまうくらいなのに、濃密にギュッと20ページほどにまとめられているのが凄いし、内容にも感動。
好きだったのは「エチオピアの男」がダントツなのですが、羊の目を恐れ眼球をくり抜き続ける伯爵家の御曹司の話「緑」もラストの余韻がとても良かったですし、「ハリネズミ」もスカッと爽快感があって良かった。

様々な人間ドラマと言ってしまうのは、安直な言い方なのだけど、人間ドラマ・・・なんだろうなぁ。安っぽさは全くなくて胸に沁みいるような感じ。そして、寂しさや悲哀が感じられるので、またグッとくるのです。

収録作品・・・「フェーナー氏」「タナタ氏の茶盌」「チェロ」「ハリネズミ」「幸運」「サマータイム」「正当防衛」「緑」「棘」「愛情」「エチオピアの男」

本書の続編『罪悪』もとても素晴らしいと聞いているので、近々読みたいな。

罪悪罪悪
(2012/02/18)
フェルディナント・フォン・シーラッハ
1890円
商品詳細を見る


ドイツものってたくさん読んだわけではないけれど、感覚的に合うような感じがしています。本書の訳者、酒寄進一氏が今度どんどんドイツミステリを訳してくださるそうなので、追いかけてみたいです。既刊の酒寄訳の中では、フレドゥン・キアンプールの『この世の涯まで、よろしく』とラルフ・イーザウの『緋色の楽譜』がクラシック音楽ものでもあり読みたいなと思ってチェックしています。

この世の涯てまで、よろしく緋色の楽譜 上緋色の楽譜 下

追記には、ネタバレギリギリ?な感想や個人メモ、関連リンク先(本屋大賞受賞式でのスピーチ)など。

★★★★(10点)

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しかけで遊べる赤ちゃん絵本 ミッフィーの いないいない だあれ

赤ちゃんのためのコンパクトなしかけ絵本。窓の穴からミッフィーがのぞいたりママがのぞいたり。ページの穴あきで「いないいないばあ遊び」が楽しめるしかけ絵本です。(内容紹介より)

これから時々、赤ちゃん向け(0歳児向け)絵本の紹介もしていけたらなと思っています。娘に読み聞かせをしてみて、反応が良かったものなどエピソードも添えつつ。

ちいさなうさこちゃん (1才からのうさこちゃんの絵本セット1) (子どもがはじめてであう絵本)娘への初めての絵本として購入したのがこの本。生後4ヶ月の頃でした。一緒に『ちいさなうさこちゃん』(左)も買ってみたのですが、こちらはやはり反応はイマイチ。まだストーリーがあるものは無理ですね。初めての絵本はなにがいいのか随分迷いましたが、これを買って正解だったなと思っています。


機嫌のいい時に読み聞かせをしていたからか、泣き出すこともなく絵をガン見。16ページと短いので、集中力があまりないこの時期でも丁度いい感じで、ス トーリーがあるわけでもないので、どのページからでも始められるし、お気に入りのページだけ戻って繰り返してもよく、アレンジの自由度が高いのもいいです。

ボードブック(厚紙製で丈夫)の仕掛け絵本ですが、正直なところ仕掛けが分かっているか?は最初の頃は分かりませんでした。9ヶ月の頃には、ぼこぼこと切り取り穴があいている所の段差を指で触って感触を楽しんでいる様子でページをめくるということも分かってきた感じ。
1歳近い頃では、めくるのが楽しくて楽しくてたまらないらしく、絵も見ずにどんどんめくってしまいますが、乱暴な手つきでもボードブックなので破れません。絵本を食べるのも大好きでヨダレでデロデロに。(苦笑)それでも丈夫なので、端がよれつつもまだまだ頑張ってくれている本です。

内容はというと、まず見開き状態で「いないいないだあれ」の文字と窓や扉の絵があり、その所々が切り取られていて次のページが少し見える状態になっています。ページをめくってみると、誰が隠れていたのかが分かるという仕掛け絵本。赤ちゃんが大好きな、いないいないばあみたいな感じですね。

図書館でも絵本を借りていますが、その中で特に反応の良かったものとか、手元に置いておきたいなと思う絵本を月に1〜2冊ペースで購入しています。
その中でもダントツで不動の1番人気なのがこの絵本なのです。手足をパタパタさせながら笑顔で見入っていました。黄色やオレンジなど明るい色が好みのようで、テンションが高くなり手足をパタパタ。反対に青や緑には反応が鈍い感じ。ただ単にこの頃は見えにくかったのかな?はっきりとした色が赤ちゃんには見えやすいといいますもんね。

ストーリーがあるものは、長くなってしまい集中力が途切れがちですが、ページをめくると仕掛けなり、オチがあるものの方が興味をもって見てくれるようです。
で、何度も何度も読んでいると、次はこれが来る!というのが分かってくるのでしょうね。それがまた楽しいみたいで、ワクワクしてしまうようです。

ブルーナの絵本は、とても鮮やかなはっきりとした色合いなので、この本に限らず赤ちゃんにオススメかと思います。他にもいくつか別のブルーナの絵本を見せてみたのですが、内容が少し上の月齢向けだったのかな?もう少し大きくなってからまた読み聞かせしてみたいなと思いました。

最近購入したのが、こちら。『ミッフィーのむしめがね』こちらも赤ちゃん向けの仕掛け絵本です。反応が楽しみだなぁ。

ミッフィーの むしめがね (ブルーナのおはなしちえあそび)ミッフィーの むしめがね (ブルーナのおはなしちえあそび)
(1998/09/30)
村田 さち子、ディック ブルーナ 他
525円
商品詳細を見る

追記には、我が家の読み聞かせこぼれ話を(笑)

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2012 春の読書予定

JUGEMテーマ:読書小説全般

先週は、私が発熱と鼻が滝水状態で、その後1歳の娘にうつったらしく、ちびちゃんの鼻が滝水状態に。(; ̄ェ ̄)更新が止まっておりました。

さて、毎月恒例の読書予定です♪いつも月初にアップしている読書予定ですが、予定ばかりでなかなか読んだ本の感想をアップ出来ない日々なので、2〜3ヶ月分くらいまとめての予定にしてみました。でも、複数月分となると結構難しい。読みたい気分も変わるだろうし、本を買ったらそれを優先して読むだろうし・・・

で、今回はここ数年ずっと読もう、読みたいと思いつつも、敷居が高いような気がして手が伸びなかった海外ものに挑戦!と今回思い切って海外物多めにしてみました。
でも、そろそろ卒乳の時期でして、夜泣きがひどくなって睡眠不足気味になるかも。そしたら読書どころじゃないな〜(汗)

まだ読んでいなかったの?と言われちゃいそうな本もちらほら。えぇ、ディーヴァーも法月綸太郎も未読な作家さんでして。(汗)
あとは映画がかなり話題になっている『ドライヴ』と『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』も。『ものすごく〜』は電子書籍で挑戦してみようかと思ったんですが・・・うーん、慣れなんでしょうけどもこの違和感に馴染めず。付箋読書する私には不向きなんかもなぁ。

『罪悪』は先日、本屋大賞の翻訳部門で1位に輝いた『犯罪』の続編です。
絵本もいくつか。『算数の呪い』なんてタイトルだけでワクワクしちゃいますね。(笑)『くつやのねこ』は、去年の『この絵本が好き!』国内1位作品。今年のも買わなくっちゃ!更新する時間がなくて、購入履歴もずっとほったらかしだわ〜(滝汗)

脱力系?は、吉田戦車の『逃避めし』。締め切り迫る非常時になぜか創作料理を作ってしまう、そんな逃避の日々を綴った著者の私的料理エッセイです。

あげたタイトルとは別に
窪美澄『晴天の迷いクジラ』
柳広司『パラダイス・ロスト』
詠坂雄二『インサート・コイン(ズ)』
原田マハ『楽園のカンヴァス』
東野圭吾『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
など、気になっている新刊も色々あるので、ふらっと買っちゃったら読んじゃうだろうな。(^^ゞ


人間の尊厳と八〇〇メートル道徳という名の少年雪密室 (講談社文庫)逃避めしくつやのねこ 罪悪二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)ボーン・コレクター黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集〈1〉ゴシック編 (新潮文庫)シンデレラの罠【新訳版】 (創元推理文庫)ドライヴ〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕スターバト・マーテルものすごくうるさくて、ありえないほど近い初夜 (新潮クレスト・ブックス)シャーロック・ホームズ家の料理読本 (朝日文庫)ようこそ、自殺用品専門店へ算数の呪い (世界の絵本コレクション)うたが みえる きこえるよ 晴天の迷いクジラパラダイス・ロストインサート・コイン(ズ)楽園のカンヴァスナミヤ雑貨店の奇蹟この絵本が好き! 2012年版

著者名・タイトルも書いてみます。


深水黎一郎『人間の尊厳と八〇〇メートル』
桜庭一樹『道徳という名の少年』
法月綸太郎『雪密室』
吉田戦車『逃避めし』
今井彩乃『くつやのねこ』

フェルディナント・フォン・シーラッハ『罪悪』
デイヴィッド・ゴードン『二流小説家』
ジェフリー・ディーヴァー『ボーン・コレクター』
エドガー・アラン・ポー『黒猫』
セバスチャン・ジャプリゾ『シンデレラの罠』
ジェイムズ・サリス『ドライヴ』
ティツィアーノ・スカルパ『スターバト・マーテル』

ジョナサン・サフラン・フォア『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
イアン・マキューアン『初夜』
ファニー・クラドック『シャーロック・ホームズ家の料理読本』
ジャン・トューレ『ようこそ、自殺用品専門店へ』
ジョン・シェスカ『算数の呪い』
エリック・カール『うたがみえるきこえるよ』

みなさまの読書・本選びの参考になれば幸いです♪

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本 読書予定 | comments(0) | trackbacks(0)

王のパティシエ−ストレールが語るお菓子の歴史  大森由紀子 監修 塩谷祐人 訳 ピエール・リエナール、フランソワ・デュトゥ、クレール・オーゲル著

評価:
ピエール リエナール,フランソワ デュトゥ,クレール オーゲル
白水社
¥ 2,310
(2010-12-14)

パリ2区モントルグイユ通り51番地にある「ストレール」は創業1730年、パリでもっとも歴史のある菓子店。創業者のニコラ・ストレールは14歳のとき元ポーランド王スタニスワフ・レシチニスキ公の厨房で働き始め、ヴェルサイユ宮殿でルイ15世夫妻のパティシエを務めたのち、自分の店を開いた。本書はピエール・リエナール、フランソワ・デュトゥそしてクレール・オーゲルが、現在の「ストレール」に残る古い記録やレシピ、その他の史料をもとに“ニコラ翁が書き綴った日記”という形でまとめたものである。(「BOOK」データベースより)

孫は娘ばかりだったが、孫娘の1人に待ちに待った男の子が生まれ、この曾孫のために綴った日記という形式の本。日付は1788年8月から1789年5月までで、ニコラ翁のお菓子にまつわる回想になっており、少々自伝っぽい面もありますが、お菓子の壮大な歴史を紐解こうと様々なお菓子の話を綴っていきます。

和菓子のアン』を読んでから和菓子関連の本を読んだりと、最近和菓子づいていますが、今回は洋菓子になります。

このニコラ翁は若かりし頃、裕福でないが故の学の無さがあったものの、手先の器用さと知識欲の強さで王に気に入られ、自由に書庫に入る許可を得て読書に励んだという、誠実な性格で読んでいて非常に品のある好感の持てる人物。年齢による多少の頑固さがあるものの読んでいて心地いいのです。

この日記で様々なお菓子にまつわる逸話や歴史が語られていますが、それだけでなく、その日の政治や経済情勢にも触れられていて、そういう所に敏感なのは流石経営者ならではという感じがしました。
そして、日記だけにその時々に起こった事も書かれているのですが、店のパティシエ長が隣家の娘にちょっかいを出して頭が痛い・・・というホームドラマのようなドタバタもあり、堅苦しい読み物ではなく面白く読めました。

約220年前のフランス革命が近い頃で、登場するお菓子も現在のフランス菓子に比べると素朴な印象ですが、原型・ルーツというものが感じられます。こうして洗練された今に至るのね。
作中にワッフルやパテなどを売り歩く時の呼び声もたくさん登場するのですが、当時の賑わいや往来の喧騒、活気などが伝わってきます。だいぶオシャレ度が下がりますが、日本でいう所の豆腐売りやポン菓子売り、焼き芋売りといった所でしょうか。チャルメラなどお国が変われば、売り物も売り方も変わる。時代も違うけれど面白いな〜

パティシエ達は、絶えざる誘惑に身をさらし続ける事になるのですが、先人達が編み出した賢明なる伝統が、その誘惑を乗り越える手立てとなっているそうで、それは何かというと、見習いの新人は店に着いた初日、食べたいものを全て好きなだけ食べることが出来るという伝統。
笑っちゃいますが、欲張りすぎてお菓子を見たら吐き気を催すほど食べちゃうんですね。おかげで盗み食いしようという気を起こすことがなくなると。こういう伝統いいなぁ(笑)

本書には、レシピが67点掲載されています。巻末にレシピ一覧と索引があるのがかなりポイント高いです。
出来上がり完成図(絵)があるわけではないので、お菓子作りをしない人だと、ふーんとスルーしてしまうのかもしれませんが、そのレシピからどんな物が出来上がるのかを考えて想像する楽しみもありました。バラの花の水やオレンジの花の水などが材料にあって、うっとりしてしまいます。
あと、これでもか!というぐらいナッツ類やドライフルーツがぎっしりで具が多いことや粉の量に比べてイーストの量がかなり多いのにビックリでした。

砂糖が珍しかった頃は、甘口のワインやイチジク・レーズンを使うというのはよく分かるのですが、それらの他にタマネギを使っていたというのには、びっくり。確かに甘みはあるけどお菓子づくりの甘みにタマネギとは・・・
砂糖の他にスパイスも入手が難しかったり、冷蔵庫のない時代だから冷やす事の大変さなど、へぇ〜と思う様々な工夫が凝らされていて面白かったです。

隣国だからそれもそうかと思うのですが、フランス料理がイタリア料理の影響を受けていたとは!また、お菓子の歴史を語る上で、ギリシャやローマ帝国にも触れられており、本当に長い歴史を経て今の形になっているのだなと実感出来ます。宗教や行事のお菓子は多いけれど、素材を使い分ける事による季節感はあまりないように感じられたかな?

最後は、水滴が水面に落ちてその波紋が何度も来るようにじわじわと静やかな感慨深さが残りました。これは感動なのだろうか?人の思いが繋がれていこうとしている瞬間に立ち会ったというか、見たかのようなある種の重みと深みも味わったように思います。

混乱する情勢を憂い、孫を思う気持ちと未来への期待。自分たちが作ってきた素朴なお菓子よりも、今後、新しく遙かに美味しいお菓子が作られる事への期待とそれを味わえない事の寂しさ。お菓子の歴史を通して、1人の菓子職人の歴史も見たように思いました。

私は非常に面白く読みましたが、レシピもたくさん掲載されているし、やはりスイーツ大好きで食文化にも興味のあるという方にオススメしたい本です。

あと個人的な思いやメモは追記に。

★★★★☆(9点)

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2012年 本屋大賞 予想

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やっと候補作10作品すべて読み終えましたので、毎年恒例のメッタ斬りならぬ、いが栗メッタ割り予想です。(苦笑)素人へっぽこ本読みの予想ですので、お祭りの一環として気楽にお楽しみくださいませ〜

では読了順にコメントを。(感想がアップしてあるものは、本のタイトルから当ブログの感想へリンクしてあります。)

偉大なる、しゅららぼん万城目学『偉大なるしゅららぼん』私はとっても好き。もうあほらしくって、ニヤニヤ笑いながら読みましたもん(笑)でも、それも琵琶湖の水を飲んで育ってきた大阪人だからなのかなぁ?琵琶湖ならやりかねん・・・と思ってしまうあたりからして。ただ私の周りの人の感想を聞いている感じだと、好きな人とさほど・・・という人の半々という感じなので、激しく推す人がどれくらいいるかしら?万城目さんに大賞を取って欲しいと思っている書店員さんは多いと思うけれど。


ジェノサイド高野和明『ジェノサイド』私はとっても面白く読みました。エンタメとしてとっても面白い読み物だと思いますし。ただ、年末のこのミスや文春ミステリーベストで1位を獲得したり、山田風太郎賞を受賞するなど、もう十分メジャーになってしまったので今更感はあるかなと。でもゲラの段階でたくさんの書店員さんに読んでもらい帯にコメントを書いてもらい、それでたくさん売れた!という書店員さんの思いが強い本だとも思うので、票はそれなりに集めそうな気もします。去年の『悪の教典』と同じような順位になるかしら?


ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)三上延『ビブリア古書堂の事件手帖
古書に関する知識や蘊蓄が詰まっていてこれもとても良かったです。読みやすいし謎解きも面白い。個人的にあまり萌え要素はいらないんですが、ある方が受けはいいのでしょうね。(笑)文庫本がノミネートされるのは初なのですが、どうなのかな?(売り上げ金額的に)去年のように本を読むのが読書感想文の宿題で読む年間1冊程度みたいな人をターゲットにして、本を売りたい!と投票する人が多いのならば、かなり上位に食い込んできそう。ただ現時点で、このシリーズ2巻あわせて200万部売れていると聞きました。もっと売りたいかどうか?


舟を編む三浦しをん『舟を編む
これも良かった〜三浦しをんさんには、ぜひ大賞をあげたい!と思っている書店員さんは多そう。個人的には『風が強く吹いている』であげたかったし、それと比べると『舟を編む』はそこまでのれなかったのです。とてもいいと思うのだけど。キノベス1位獲得作品。


ユリゴコロ沼田まほかる『ユリゴコロ
書店に行けば、まほかる作品がどれも平積み状態。書店員が今一番売りたい作家さんといえば、沼田まほかるさんが旬な気がします。
私が読んだ初まほかる作品でした。他にもっと凄いのがあると聞いているので、著者のベスト作品ではないのかな?と思うのですが、読後感がわりといい感じなので受け入れやすい読者も多いのかな。個人的には中盤までものすごく読ませるのに、終盤で変に温かい愛の物語みたいになってしまったのがとっても違和感を感じてしまったのですが・・・


誰かが足りない宮下奈都『誰かが足りない
これもじんわりとくるいい作品だと思います。書店員さんは、『スコーレNO.4』を大プッシュしていた事もあり、宮下さんを応援したいと思っていると思うし。
ただ色んな人にピッタリくる作風ではないかな?私が読んだ時はかなり弱っていた時だったので、ぴたっと寄り添ってくれているような感じがして、すーっと胸に染み込んでいく感じがしたのだけど、物足りなく感じる人と票が分かれそうかも。


人質の朗読会小川洋子『人質の朗読会
大変素晴らしかったです。ただ、短編集より長編の方が本屋大賞は上位に行きそうな気がするし、重賞がOKな本屋大賞ですが『博士の愛した数式』や『猫を抱いて象と泳ぐ』と比べると・・・と思う人は多そう。私はとても好きなのだけど。


プリズム百田尚樹『プリズム
ごめんなさい。私には全く合わなかったです。(汗)『ボックス!』はとても面白かったんだけどなぁ。でも、著者のファンはとても多いようで、去年の『錨をあげよ』も4位と上位だったので、今年もこれが台風の目になるのかしら?


くちびるに歌を中田永一『くちびるに歌を
離島に住む中学生達が合唱コンクールに向けて頑張る青春音楽小説。音楽小説は大変好みなのですが・・・本書は、どうにも乗れず。終盤は、これって反則やろー!というくらい胸にぐっときて涙してしまったのですが、それまでがあまりにも乗れなさすぎて・・・終わりよければ全て良しとは思えず。でも、世間一般の方はとても好きそうな、いわゆる本屋大賞っぽい作風。


ピエタ大島真寿美『ピエタ
最後に読み終えたのが本書。しみじみと、しみじみと本当に良かったです。失われたヴィヴァルディの楽譜を探すというミステリ風な要素もありますが、私は人と人とのつながりを描いた小説として、とてもとても好き。
でも、他作品と比べると少々地味かな?と思うし、女性が語る女性達の物語という感じもするので、男性受けはどうなのかな?とも思うし。でも、これが上位に来たらやるな!と思うのだけど。


というわけで、全作品の印象&感想でした。追記で、私個人の好みランキングと大賞予想です。

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